風景と景色の違い
あゆわらを始めて2年ほどたったころ、あゆわらは世界遺産などの美しい景色のアートフォトを中心に展開していました。
幻想的ですばらしい風景ばかりですが、毎日同じ景色のアートフォト制作などしていると、最初は感動していた風景にもあまり何も感じなくなっていきました・・・。
そのころ楽天大学学長の仲山さんのSNSでの講座を受けていて、仲山さんのふとしたつぶやきが目に止まります。
「美人と絶景は3日で飽きる」
これが、あゆわらのために書かれたつぶやきかはわかりません(汗
でも、当時の自分の頭から、この言葉が離れなくなりました。
「最初は感動していた絶景だけど、今は飽きつつある。」
「そういうものを扱う事業を、これからも自分は続けることができるのか?」
といったことが頭の中をグルグル回っていました。
悩んでいる中、辞書で「風景」を引いてみると、
1 目に映る広い範囲のながめ。景色。風光。「山岳風景」
2 ある場面の情景・ありさま。「ほほえましい親子の風景」「新春風景」
とありました。
「ほほえましい親子の風景・・・。」
「なるほど!自分がやりたいのは「景色専門店」ではなく「情景専門店」なんだ!」
と、この時気づきました。
たとえば、いわさきちひろさんのかわいい子どもの絵。代表榎本はこういった絵が好きです。でも、これは人物画なので、景色ではありません。「風景専門店でいわさきちひろさんの絵は取り扱ったら、ダメなのかな?」と思っていました。でも、それこそが「風景」なんだと気づきました。
これ以降、風景専門店の『風景』は「景色だけでなく『情景』」を含んでいると、説明できるようになりました。
がくちょ(仲山さん)ありがとうございます。