夢の中で見た風の色

風景投稿販売あゆわらにご投稿頂いた作品のご紹介です。

「夢の中で見た風の色」

風の色。私はなんのためにここまで来たの？はるばると。今日はもう一月末。雨降りの八千穂高原は想像だにしなかった。ホテルに入る。おかみと話す「予報では30から40センチの積雪、まさか雨になるとは」夕食時に地元の無濾過生原酒を飲む。いい気分になり布団に潜り込む。標高1700の場所で３時間半。体が冷え切っていた。酒と布団のやさしさに私は睡魔に襲われる。夢を見た。ブルーな風が優しく流れている。翌朝、前日に確認したはずのカット。気にも留めなかった（消去）の予定だった映像。まだ残っていた。

作家名：瀬川憲さん

1947年福島県猪苗代町字半坂に生まれる。スキー少年でアルペンで福島県中学大会では大回転で優勝。しかし親の仕事の都合で雪のない茨城県に移住。スキーは断念。大学では勧誘もありスキー部に入部。全日本学生、国体等に出場したがブランクは大きく本当に断念。一つの人世の終了。写真は下宿やのおやじさんの勧めで始める。白黒のフィルムの現像、プリントを覚え町中の自然風景を撮る。大学卒業後は大手デパートの宣伝部で契約社員として勤務。ほとんどがスタジオでの仕事でしたが商業写真には興味なしでした。その後、劇団等の制作、衣裳会社のドライバー、衣裳の撮影等。その後は色々でしたが現在に至り生きております。私の現在の写真は＜　風　＞をテーマに風を写そうと肉体労働の合間に野山を走り回っています。

【あゆわらコメント】

よくよく見ると、たいした景色じゃないんです。

多分、わたしがこの場所にいたら何も感じなかったかも・・・。

でも、この作品、なんか頭に残り続けました。

さらに、よく見て考えると、この作品、山も木も空も雲も、すべて青で描かれています。寒さと風を感じます。

なかなかこんな一色の景色見られないですよね。

すばらしいアートだと感じました😊

https://ayuwara.com/products/夢の中で見た風の色

あなたの作品も版画にして、たくさんの方にお部屋に飾ってもらいませんか？